横山大観 、菱田春草 など明治以降の日本画の巨匠の作品を一堂に会する絵画展が、広島市内で始まりました。

ひろしま美術館で31日から始まった特別展では、横山大観 や 菱田春草 、それに 杉山寧 といった日本画家の作品およそ80点が展示されています。

「日本画」は明治以降の西洋化が進む中で、日本の伝統的なモチーフなどを引き継ぎながら西洋的な技法を取り入れつつ確立されていきました。

「霊峰不二」は、写実ではなく、日本や人の心を描こうとした大観の晩年の作品です。

大観とともに新しい日本画を模索した菱田春草は、自然を中心に制作しました。

ひろしま美術館 森静花 学芸員
「ただただ伝統的なものを受け継いだわけではなく、明治期・大正期、その時代の作家たちそれぞれがいかに新しいものを作っていくか工夫を凝らしながら作っていったものになるので、実は日本画ってすごく奥が深い」

この「日本画の名作展」は10月14日まで開かれています。

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