パーソンズ会長は8日、パラリンピックの閉幕を前にパリ近郊で会見しました。

この中で、大会を総括し「信じられない2週間だった。すべての面でパラリンピックの新たな基準になる」と述べ、競技レベルの高さや観客の熱狂ぶり、それに大会運営などを評価しました。

そして、印象に残った場面の1つとして、アフガニスタン出身で難民選手団として出場した女子選手のメダル獲得をあげ「障壁を取り除けば、国を追われたり、障害があったりしても選手たちは輝けるという証拠だ」と述べました。

一方で障害のある人たちが暮らしやすい世界の実現に向けては、「まだ長い道のりがある」と述べ国連や各国政府などと連携して支援を強化していく考えを示しました。

また、同席した大会組織委員会のエスタンゲ会長は、パリパラリンピックのチケット販売数が250万枚以上に上り、過去2番目に多くなったと明らかにした上で、特に若い世代が多く観戦に訪れたと強調しました。

そして「今大会がフランス、そして全世界に足跡を残せたことをうれしく思う。すばらしい冒険だった」と振り返りました。

パリパラリンピックは日本時間の9日午前3時半から閉会式が行われ、12日間の大会の幕を閉じます。

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