【NHKニュース】パリパラリンピック2024
【陸上】
陸上は大会最終日の8日、男女のマラソンが行われ
▽男子の車いすのクラスには2大会連続出場で30歳の鈴木選手と初出場で42歳の吉田竜太選手が出場しました。
鈴木選手は5キロ地点では先頭から8秒差の3位につけてその後も前の2人を追い、中間点では2位の選手に1分近く離されたものの後半に粘りを見せて35キロ手前で2位の選手に追いつきました。しかし40キロすぎのラストスパート勝負で及ばず、2位と4秒差の1時間31分23秒でフィニッシュし、銅メダルを獲得しました。
鈴木選手は前回東京大会の400メートルユニバーサルリレーでの銅メダルに続いて、パラリンピックでは2つ目のメダル獲得です。
吉田選手は1時間37分15秒で8位でした。
▽女子の視覚障害のクラスでは、道下選手が大会2連覇に挑みました。道下選手は序盤からトップに差をつけられ4位で粘り強くレースを進めましたが、上位との差を詰めることはできず、3時間4分23秒で、3位と3分半余りの差の4位でフィニッシュしました。
しかし、3位でフィニッシュしたスペインの選手が失格となったため道下選手が3位に繰り上がり、3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得しました。
▽女子の車いすのクラスでは、夏と冬合わせて9回目のパラリンピック出場となる土田和歌子選手が1時間52分39秒で6位、喜納翼選手が2時間4分53秒で12位でした。
▽男子の視覚障害のクラスは、堀越信司選手が2時間28分3秒で7位、和田伸也選手が2時間29分59秒で9位、熊谷豊選手が2時間32分26秒で10位でした。
【パワーリフティング】
パワーリフティングの男子107キロ級で、佐藤和人選手は8位でした。
パワーリフティングは、足などに障害がある選手がベンチプレスで持ち上げたバーベルの重さを競う競技です。3回の試技を行い、最も重い重量が記録となります。男女ともに体重別に10階級あり、日本からは男子107キロ級に佐藤選手が出場しました。
佐藤選手は、1回目で175キロを持ち上げ、2回目と3回目は183キロに挑戦しましたが、いずれもバーベルを上げることができず、8位でした。
【カヌー】
カヌー女子カヤックシングルの障害が最も重いクラスで瀬立モニカ選手が3大会連続で決勝進出を果たし、6位に入りました。
パラリンピックのカヌーは200メートルの直線コースをパドルをこいでいかに速く進むかを競います。
大会最終日の8日は女子カヤックシングルの障害が最も重いクラスが準決勝から行われ、26歳の瀬立選手は準決勝の2組で2位となり3大会連続で決勝に進みました。
決勝は8人で争われ、瀬立選手は58秒73で6位に入りました。
女子カヤックシングルの障害が中程度のクラスの準決勝では32歳の宮嶋志帆選手が1組の4位で決勝には進めず9位から12位を決める順位決定戦にまわりました。
順位決定戦では1分2秒43のタイムで4人中2位となり最終的な順位は10位でした。
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