【小松大谷-明豊】五回裏明豊1死、石田の打球がフライとなり、一塁手(右)のグラブに当たってこぼれたところを二塁手・石浦が捕球し、アウト=阪神甲子園球場で2024年8月8日、渡部直樹撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第2日の8日、1回戦があり、第2試合の明豊(大分)―小松大谷(石川)の試合で取り損ねた飛球を「ヘディング」し、仲間が捕球する珍しいプレーが起きた。

 3―3の五回1死、明豊の5番・石田智能選手(3年)が一塁方向へ打ち上げた。小松大谷の一塁手の胡摩結月選手(2年)は打球の落下地点に入り、捕球を試みたが、ミットに触れながらも、捕り損ねた球は自らの頭に当たった。

 胡摩選手は、球の行方を見失ったようなそぶりを見せたが、カバーに入った二塁手の石浦慈人(やすと)選手(3年)が地面に落ちる前に捕球。仲間をフォローした連係プレーにスタンドから拍手や歓声がわき起こった。

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