記者会見で臨時国会を振り返る石破茂首相=首相官邸で2024年12月24日午後5時25分、平田明浩撮影

 石破茂首相は24日の記者会見で、企業・団体献金について、「私どもは禁止よりも公開。このような方針のもと、透明化に向けた取り組みが何よりも重要だと考えている」との認識を改めて示した。その上で「党によって考え方はさまざまで、来年3月末日までには結論を得てまいりたい」と述べた。

 同日閉会の臨時国会について、少数与党になったことを念頭に「今国会は与野党が侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を行った」とし、「熟議の国会にふさわしいものになったのではないか」と振り返った。

 政治改革を巡り「我が党としての案が採用されなかった論点もあった」としつつ、「少数与党なので自分たちの意見がそのまま通るわけではないということもよく承知している」と言及。「100%じゃなくても、一歩でも前に進むことが大事であり、それが政治のあるべき姿だと考えている」と語った。

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