夏目漱石と正岡子規が一緒に暮らした愛媛県松山市の名所だった「愚陀仏庵」。2010年の豪雨で復元した建物が倒壊したあと再建の動きが滞っていたものの、松山市が24日、元々あった場所の近くの小学校に再建することを発表しました。解体するプールの跡地に建てるとしています。

野志市長:
「松山市は令和8年夏のオープンを目指し、愚陀仏庵をゆかりのある番町地区で再建を考えています」

愚陀仏庵は松山市二番町にあった夏目漱石の下宿先で、正岡子規が居候し2人が共同生活を送った建物。戦時中の空襲で焼失し1982年に愛媛県が萬翠荘の裏に復元しました。しかし2010年7月の豪雨で土砂崩れにより倒壊。これまで県や市は再建を模索したものの、適した土地がないとして実現していませんでした。

野志市長が会見で発表した再建場所は、元々「愚陀仏庵」があった場所に近い番町小学校のプール。老朽化と水泳授業の本格的な民間委託で解体されるため、この跡地に決めたとしています。

再建される建物は木造2階建てで、パネル展示で松山の文学の歴史などを学べるコーナーのほか、句会や茶会などができる多目的スペースも設けられる予定です。

松山市は議会に提案し、完成は再来年(2026年)の夏頃を予定しています。

#愛媛県 #松山市 #夏目漱石 #正岡子規 #愚陀仏庵 #文化 #歴史 #会見 #野志市長 #再建 #番町小学校 #プール

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。