自民党は政治資金規正法の再改正に向け、政策活動費廃止について外交上の秘密などを例外とした「公開方法工夫支出」を法案から削除する方針を固めました。

最新情報について、国会記者会館からフジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。

16日の予算委員会でも石破首相は政策活動費廃止の例外の必要性を訴えましたが、国会の会期末まで5日となる中で、野党に譲歩を余儀なくされた形です。

日本維新の会・片山議員:
対象外のものがあるというのはおかしくないですか。

石破首相:
おかしくありません。

日本維新の会・片山議員:
その時に政策活動費を安全外交機密に値することに使ったことあるんですか。

石破首相は「外交において使うことはある。日本の国益をかけていろんな交渉をしなければならない。それを明らかにすることが、正しいお金の使い道だと思ったことは一度もない」と述べたものの、自民党は野党に折れる形で、外交上の秘密に関わるものなどは一部非公開とする「公開方法工夫支出」について法案から削除する方針を固めました。

ただ、これをもって政策活動費を全面禁止とするか継続協議とするかは不透明で、午後に野党側と協議します。

16日朝に開かれた総務会では、法案の担当者からは「少数与党の状況下でなんとかまとめようとしている。理解してほしい」と話があったということで、与党側は17日の衆議院通過を目指してギリギリの調整を続けます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。