林芳正官房長官は16日の記者会見で、包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)に英国が加わったことを歓迎した。「CPTPPの意義がアジア・太平洋地域を越えてさらに拡大する非常に意義深いものだ」と述べた。
CPTPPについて「幅広い分野をカバーした高い水準の新たな共通ルールを維持し、世界に広めていく意義を有している」との認識を示した。
参加国は2025年、TPPの協定内容の初の見直しに向けた報告書をまとめる。林氏は経済的威圧やサプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化などを重視する立場を示し「議論をリードしていく考えだ」と強調した。
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