石破茂首相は16日の参院予算委員会で、自民党東京都連の政治資金パーティーの収入を巡り、政治資金収支報告書の不記載や誤記載があった問題について「都連でその(派閥の裏金事件の)ような事態が発生したという報告は受けていない」と述べた上で、都連会長の井上信治元万博担当相に対し、捜査に支障が出ない範囲で可能な限り説明責任を果たすよう指示したことを明らかにした。
都連を巡っては、2023年1月に開催した政治資金パーティーで20万円超のパーティー券を購入した団体の名称や金額が政治資金収支報告書に記載されていなかったとして政治資金規正法違反容疑で告発されている。
また、都議会自民会派の政治団体「都議会自民党」で、政治資金パーティー券のノルマ超過分の売り上げを納入せず、プールする運用が常態化していた疑いが指摘されている。【村尾哲】
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