元グラビアアイドルとの不倫問題で、「代表」の役職停止3カ月の処分を言い渡された、国民民主党の玉木雄一郎議員。

今月8日、自身のYouTubeチャンネルでは、「“お遍路さん”に行こうかな」と反省のコメントを述べましたが、視聴者から「断髪式はいつ?」など厳しいコメントが寄せられました。

12月11日放送の関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、橋下徹氏が「相手女性を国民民主党で雇うべき」という驚きの提案をしました。この提案に対して、番組の女性出演者や街の人からは強い反発がありました。

■橋下氏は玉木議員を激励

まず橋下氏は、玉木議員に対して激励のメッセージを送っています。

【橋下徹氏】「(玉木さんと)スキャンダルが出たその日に番組で対談したので、僕は不倫問題とかそういうのは家族の間の問題なので、奥さんやお子さん、あと当事者の女性ときちんと話合いをして、そこで解決できるんだったら、政治はしっかり頑張ってくださいね、と玉木さんには言いました」

■一方橋下氏は相手女性の仕事がなくなることを懸念

一方で、橋下氏は不倫相手となった女性の現状について懸念を示し、「国民民主党で職員として雇うべき」と提案しました。

女性は、2019年から高松市の観光大使を務めていましたが、市によると現在は事情をし、今後の対応を相談しているという状況となっています。また女性のSNSは全て削除されていて、現在の仕事や今後の状況は不透明になっています。

【橋下徹氏】「玉木さんの相手となった女性の方の仕事が完全になくなってしまうということになる。僕は、玉木さんの方は代表を続けてもらいたい、政治家として頑張ってもらいたいんだけど、女性の方の仕事がなくなるのは問題なのかなと思う」

「だから僕、国民民主党の幹部の人に、女性の仕事を守るためにも、『国民民主党で職員として雇うべきじゃないか』って言ったんです。ちゃんと仕事ができることを前提に、単にお金を渡すんじゃなくて、仕事ができる能力があるということを前提に雇うべきじゃないかと」

これについて番組の女性出演者からは、「センスないんじゃないですか」「近くにいることになりモヤモヤする」「党員も良い気がしないのでは」と反発がありました。

また橋下氏の提案について街の人の意見を求めたところ、「そこまでしなくていい。女性はたくましい」「冗談ですか?確実にいじめられますよね」「橋下さんは本当に女性のことを考えているように思えない」「奥さんに失礼」と、やはり反対意見が相次ぎました。

■「問題提起です。ちゃんと仕事はやってほしい…」と橋下氏

スタジオの女性陣、そして街の人の声を聞いても、橋下氏の提案にはかなり厳しいものがありましたが、橋下氏は改めて自身の提案意図を説明し、最後に「問題提起です」と述べました。

【橋下徹氏】「一般の私人だったらそんなのダメですよ。不倫相手の女性を雇うとかね」

「ただやっぱり政党でしょ。相手の女性も一国民で、その仕事から生活から全部サポートするのが、政党ということだったら(必要ではないか)。玉木さんだけが代表で、女性だけ仕事がないというのは、政党としてどうなんだと思うんだけど」

「公のこととして考えないといけない。私人としてのいろんな感情はちょっと抜きにして、女性の仕事は何らかの配慮が必要。国民民主党で雇うかどうか別として」

「世間一般の社会が、この女性が玉木さんと不倫をしたからということだけで、もう仕事なしというのはやめてあげてほしいと思います。そこは別ということで」

「問題提起です。ちゃんと仕事はやってほしい…」

政治家の不祥事と、それによって影響を受ける人の生活という問題に一石を投じる橋下氏の提案となりました。

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年12月11日放送)

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