衆議院予算委員会では石破首相が出席しての質疑が行われ、政治改革などが論戦となっています。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・菊池俊匠記者が中継でお伝えします。

政策活動費の廃止にあたり、自民党が例外として設けた「公開方法工夫支出」を野党側は「改悪だ」と批判したのに対し、石破首相は強い口調で反論しました。

立憲民主党・黒岩宇洋議員：
公開方法工夫支出というヘンテコな名前になりましたけども、このたびの公開方法工夫支出には上限額はありますか？

石破首相：
上限額はございません。

立憲民主党・黒岩宇洋議員：
使い放題真っ暗闇の政策活動費。再改正なんて言ってますけど、改正の改悪だと思いますよ。

石破首相：
そういう決めつけの議論っていうのはどうなんですかね？ものすごく限定して出さないということをわれわれは提案をしているのであって、それが何で使い放題になるんですか？なんで今よりも悪くなるんですか？

補正予算案を巡っては、採決に向けた動きも活発になっています。

与党は12日の衆院通過を目指していますが、立憲民主党は11日朝、修正案を提出しました。

14兆円近い政府案は「過大な規模」だとして、基金の積み増しを1兆円以上削減しました。

一方、午後には自民・公明両党が国民民主党と幹事長会談を行う方向で調整しています。

国民民主が「103万円の壁」の引き上げを巡る対応次第で補正予算案に反対する可能性を示す中、賛成を取り付けたい考えです。

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