自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長は10日、都内で会談した。同日衆院で実質審議入りした2024年度補正予算案を12日に衆院通過させるようめざす方針を確認した。参院で17日の可決、成立を目標とする。同席した自民党の坂本哲志国会対策委員長が終了後、記者団に明かした。
坂本氏は補正予算案の早期成立の狙いを問われ、電気・ガス代や物価の高騰を挙げ「年末を控えて非常に急を要する問題が出ている」と主張した。会談では野党の修正案を巡り「真摯に対応する」との認識を確かめた。
並行して政治資金規正法の再改正案なども審議する。坂本氏は各党が複数の法案を出したことに触れ「何を最大公約数としてまとめるか、何を継続審議とするか決めていく」と述べた。
野党は政治資金収支報告書に不記載があった自民党議員の衆院政治倫理審査会への出席を求める。坂本氏は不記載があり政倫審に出ていない15人と参院からくら替えした世耕弘成前参院幹事長が対象だとの考えを示した。
森山氏は10日の記者会見で世耕氏の出席に関し「本人の判断による」と話し、同氏に委ねる考えだと説明した。
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