国会では、補正予算案を巡る質疑が始まり、野党は政府の経済対策が不十分だと指摘しています。
フジテレビ政治部・鈴木祐輔記者が中継でお伝えします。
総額13.9兆円の大型の補正予算案に対し、野党側は、規模が大きすぎる割に物価高対策などが不十分だと指摘しました。
立憲民主党・酒井議員:
児童扶養手当を受給する一人親は、そのほとんどが働いていることから、多くが給付対象外であり、子育て世帯への支援は、給付対象を児童扶養手当受給世帯にも広げるべきではありませんか。
石破首相:
重点支援地方交付金を活用して、低所得の一人親世帯への給付金につきましても対象となる旨を明記をしておるところでございます。
また、国民民主党の田中議員は、重視する「103万円の壁」引き上げについて、2025年からの実施を石破首相に迫り、対応次第では「補正予算も賛成できるか分からない」と揺さぶりをかけました。
これに対し、石破首相は「各党で議論を深めてもらいたい」と述べるにとどめました。
今国会は、「政治とカネ」の問題も焦点となる中、立憲民主党はこの後、企業団体献金の禁止法案を国会に提出します。
一方、自民党は禁止に慎重姿勢を崩しておらず、10日から、政治とカネの審議が特別委員会で始まることが9日午後に決まる中、与野党の攻防はさらに激しさを増します。
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