11月24日に告示された勝山市長選挙には、届出順に2期目を目指す現職の水上実喜夫氏(65)と、元市議会議員の竹内和順氏(64)の2人が立候補し、現職と新人による一騎打ちの戦いとなっています。
 
12月1日に迫った投票日に向け激しい選挙戦を繰り広げる2人の候補者を追いました。
   
◆無所属・現職 水上実喜夫候補(65)
再選を目指す現職の水上実喜夫候補(65)は、1期4年の評価を受ける形となる今回の選挙では、市職員、副市長と約40年の行政での経験をもとに、子育て・教育支援や観光の産業化などに取り組んできた実績を強調しています。
 
<選挙の第一声>
「これから先を考えた時に、皆様ともっともっと話をしながら、もっともっと皆様の気持ちを聞きながら進めていく」
 
自民党県連をはじめ180を超える各種団体からの推薦を受ける水上候補は、これまでの取り組みを継続させ、安全で安心な「笑顔のまち勝山」を未来につなげようと街頭演説で訴え、市内をくまなく回りながら支持を呼び掛けています。
 
<個人演説会>
「一つは、市民の皆さんの安全・安心。感染症、雨、雪、地震、クマへの対応、全部違うが、全方位で市としてできることをしっかりとやっていきたい。1票でいいから相手候補を上回って、何とか、やりかけになっている勝山市の明日をつくらせていただきたい」
 
  
◆無所属・新人 竹内和順候補(64)
9年間務めた市議会議員を辞職し現職に挑むのは竹内和順候補(64)です。行政と議会と市民との間に隔たりがあると感じ、市政運営への不信感から出馬を決意しました。一番に訴えるのは「市民主役のまちづくり」で、市民の意見に耳を傾けながら行政を進めていきたいと訴えます。
  
<選挙の第一声>
「行政がぐっと市民目線まで下りていき、同じ目線でお話させてもらう」
  
教員を32年務めた経験から教育環境の充実も公約に掲げています。知名度の低さを挽回しようと、地元の支援者らと草の根の運動で市内を回り、“新しい風”を吹かせたいと呼びかけました。
 
<個人演説会>
「このまちを僕一人でやるんじゃない。僕のブレーンは誰か。ここにおられる方、市民の皆さんが僕のブレーンなんです。町で村でプロの仕事をみんなしている。その町の人から色んなことを教わって、まちを進めていく。僕はそんなまちを夢見ている」
   
勝山市では、新幹線開業などによる観光客の増加をどのように市の活性化につなげていくかや、新中学校の建設が進む中、中学校再編への市民の反対の声にどのように向き合っていくかなどが現在の課題となっています。
  
勝山市長選挙は12月1日投票で、即日開票されます。      

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