全国でも最大級の広さと設備を誇ります。
国防の強化や迅速な災害対応を目指し、10月から鹿児島市七ツ島で運用が始まっている、第10管区海上保安本部の運航支援センターが28日報道陣に公開されました。
野平美奈子記者
「こちらがヘリコプターの格納庫です。海上保安庁の設備のなかでも日本一の広さだということです」
大型ヘリコプターが最大2機駐機できるヘリポートに、
最大6機のヘリコプターを収納できる、海上保安庁最大規模の格納庫。
鹿児島市の七ツ島運航支援センターは、全国で初めて設置された、ヘリコプター集約施設で、ヘリコプター搭載の巡視船を国内最多の5隻保有する、第10管区海上保安本部の新たな拠点として10月から運用が始まりました。
これまで、鹿児島県霧島市の鹿児島空港内にある基地や巡視船上などで行っていたヘリコプターの整備を、この1カ所で担うことで、効率的な運用と迅速な出動が可能となります。
また、巡視船に必要な重油を7000キロリットル保管できる船舶燃料給油施設も併設されていて、こちらも海上保安庁最大の容量です。
不測の事態でも安定的な給油ができるようになり、国防の強化にもつながるとしています。
第10管区海上保安本部 七ツ島運行支援センター・山本修所長
「ヘリコプター搭載の大型巡視船は尖閣諸島の警備への対応が大きな業務。洋上のパトロールや海難救助の海上保安業務にもあたっていけることが大事」
全国でも最大規模の拠点が完成したことで、諸外国に対する警備強化、そして迅速な災害対応が期待されます。
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