自民党の加藤勝信元官房長官(68)は23日、岡山県議会で党県議団と面会し、総裁選への出馬要請を受けた。記者団から立候補に必要な推薦人20人を確保できているかどうか問われ「着実に近づいているという手応えを感じている」と述べた。河野太郎デジタル相(61)は26日に記者会見を開き、立候補を表明する。林芳正官房長官(63)は岸田派議員らとの会合で「重責を果たしていきたい」と強調。出馬会見に向け準備を進めた。

 上川陽子外相(71)は、外務省で記者団の取材に「立候補に向けた大切な時期だ。全力で取り組む」と述べ、引き続き推薦人確保を急ぐ考えを示した。

 月末にも出馬表明の方向で調整に入った小泉進次郎元環境相(43)は23日午後、能登半島地震の被災地・石川県を視察する。

 加藤氏は衆院岡山5区選出で当選7回。今月16日に「総裁選に向け具体的な動きをしていきたい」と立候補に意欲を示した。推薦人集めを進めており、22日に記者団から見通しを問われ「まだ、めどの時期を申し上げる状況ではない」と述べていた。(共同)

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