自民党の加藤勝信元官房長官(68)は23日、岡山県議会で党県議団と面会し、9月27日投開票の党総裁選への出馬要請を受けた。加藤氏は既に準備を進めており、立候補に必要な推薦人20人を確保できるかどうかが焦点となっている。河野太郎デジタル相(61)は26日に記者会見を開き、立候補を表明する。同氏の事務所が23日、発表した。

加藤氏は衆院岡山5区選出で当選7回。今月16日に「総裁選に向け具体的な動きをしていきたい」と立候補に意欲を示した。推薦人集めを進めており、22日に記者団から見通しを問われ「まだ、めどの時期を申し上げる状況ではないが、一つ一つ前に進んでいく」と述べていた。

所属する茂木派の会長を務める茂木敏充幹事長(68)も出馬に意欲を示しており、推薦人確保がなかなか進まない一因になっているとみられる。〔共同〕

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