9月の自民党の総裁選挙に向けて、高市経済安保相が来週にも出馬を表明することがわかりました。
これまでに6人以上が出馬する見通しで、乱戦模様となっています。
高市氏は、陣営の議員との21日夜の協議で「今回こそ総裁選を勝ち抜きたい」と決意を表明しました。
ただ今回は、3年前に高市氏の推薦人だった小林鷹之氏と保守票の奪い合いとなる可能性が指摘されていて「安倍路線の継承」を強く打ち出し、差別化を図りたい考えです。
その小林氏は、自民参院幹部や渡海政調会長など党役員のもとを訪問し、連日活動を進めています。
こうした中、上川外相は22日午後、首相官邸で岸田首相と面会し、総裁選出馬を目指す考えを伝えました。
上川陽子外相:
この新しい挑戦について、大変力強い励ましの言葉をいただくことができた。
一方、24日に出馬表明を予定する石破氏は22日午後、麻生派を退会した岩屋元防衛相と会談し、支持固めを行いました。
また、加藤元官房長官も推薦人集めを進めています。
加藤勝信元官房長官:
まず支援いただける方に声をかけて、支援いただける状況をつくっていく。
一方、同じく9月に代表選を行う立憲民主党では、再選を目指す泉代表に、地方議員が26日にも面会し、全国各地の地方議員約100人が賛同する立候補の要請書を手渡す方向で調整を進めていることがわかりました。
また新たに、西村智奈美代表代行に対し、所属する菅元首相のグループの会合で出馬要請が相次ぎ、西村氏は立候補を熟慮する立場を示しました。
代表選には枝野前代表が立候補を表明しているほか、「熟慮する」と述べてきた野田元首相も今後判断する見通しです。
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