高岡第一高校出身でアメリカ・メージャーリーグのマーリンズとマイナー契約を結んだ中村来生投手。海を渡る前に意気込みを聞いてきました!

中村投手は茨城県で練習に汗を流していました。

中村来生投手:「球の質とフォームを意識しながら、課題に向き合ってやっています」

今月アメリカ・メジャーリーグのマーリンズとマイナー契約を結んだ中村来生投手。190センチの長身から繰り出す最速145キロのストレートが武器の本格派右腕です。

高岡第一のエースとして春の県大会ではチームを優勝に導きました。その活躍が目に留まり2021年の育成ドラフト3位で広島から指名を受けて入団。

しかし、1軍での登板はなく、去年10月、戦力外通告を受けました。

心機一転活躍の場を求めたのが、アメリカでした。

中村来生投手:「トライアウト受けて、もう一回NPBの世界という道もあったんですけど、プロに戻ってもまた同じだなっていうのも、ひとつ僕の中にあった」

新たな挑戦に向け、ことし1月。球界を代表する一人、中日ドラゴンズの中田翔選手の自主トレに合流。

特に力を入れたのが肉体改造。過酷な食事トレーニングに加え、今まで以上に強度の高いウエイトトレーニングも。その結果、参加した一か月間で6キロもの増量に成功しました。

そして、ことし3月。アメリカでトライアウトプログラムに参加。メジャーリーグ傘下のチームを相手に6試合、6回無失点、4奪三振と安定したピッチングをみせマーリンズのマイナー契約を勝ち取りました。

中村来生投手:「本当すごい環境で野球ができる、そして、チャレンジできるのが、素直に一番うれしかったです」

どん底から大きなチャンスをつかんだ中村投手。見据えるのは…。

中村来生投手:「まずは、目先の自分の課題を一つ一つクリアしていって、そのクリアした先に大舞台が待っていると思うので、このチャンスは何とか活かしたいですよね」

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