宮崎県日向市発祥の柑橘類「ハウスへべす」の初競りが宮崎市で行われ、1箱1万円の最高値がつきました。

(武澤直穂記者)
「日向生まれのこちらのへべす、きょうから出荷が始まります」

ほかの柑橘に比べて皮が薄く、さわやかな香りが特徴のへべす。

このうち、「ハウスもの」は、日向市のほか、串間市や都城市など県内16戸の農家が生産しています。

28日朝、宮崎市中央卸売市場で行われた初競りでは、50キロのハウスへべすが競りにかけられ、1箱1キロのハウスへべすは去年の2倍となる1万円の最高値がつき、過去最高となりました。

今年は、暖冬の影響で生育がはやく、去年より4日早い出荷となりましたが、味や大きさは例年通りの出来だということです。
 
(JAみやざき日向地区本部・平兵衛酢部会 川崎泰富部会長)
「皮も薄くて、果汁がいっぱい出るので、何でも料理には合うので、朝の味噌汁にも少し果汁を入れて食べるとまた違うので、食べてほしい」

へべすは日向市発祥の柑橘類ですが、2018年以降、JAみやざき日向地区本部管内以外でも栽培が始まっていて、収穫量は年々増加しています。

ハウスへべすは、来月から7月末にかけて出荷のピークを迎え、今年は去年より1.8倍増加し、およそ19トンの出荷を見込んでいるということです。

露地もののへべすは8月から出荷が始まるということです。
県内を中心に関東にも出荷されるということで、へべすの知名度が全国に広まってほしいものです。

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