つぶらな瞳にふわふわな毛並み、かわいらしい姿で多くの人に愛されるウサギ。先月、富山県の公園にはうさぎが90羽大集合しました。年々ペットとしての需要が高まっています。飼い主たちを虜にするうさぎの魅力とは…
先月27日。
富山県射水市の太閤山ランドに、多くの人が集まっていました。
低姿勢になりながら真剣にカメラを構える人も。
その視線の先にいるのは…
長ーい耳に、つぶらな瞳。そして、丸いフォルムがかわいいうさぎです!
実は、この場所に集まっているほとんどが、うさぎの飼い主です。
うさぎの飼い主:「かわいい。愛くるしい。特にこの垂れ耳が好きで」
うさぎの飼い主:「お尻がまた…『うさケツ』っていうんですけれど、これもまた好きで。癒しでしかないので、離れた生活は無理です」
この日は「うさんぽ会」と題し、うさぎのお散歩や飼い主同士の交流のためのイベントが開かれていました。
集まったうさぎは、なんと90羽。
衣装でおめかしをした愛くるしい姿は、まさにアイドルです。
うさぎの飼い主:「かわいい~!かわいい~!」
うさぎの飼い主:「そばにいるというのがたまらなくて、でもべたべたしてこないところ。気が向いたら『かまって』みたいなところがいいです」
うさぎの保険契約数は6年で「8倍」に…
年々ペットとしての人気が高まっている「うさぎ」。
ペット保険などを提供するアニコム損害保険では、保険に契約しているうさぎの数は2016年度以降増加。
最新のデータが残る2021年度は約2万7000羽と、2015年度の8倍にまで急増しました。
人気の理由を探るべく高岡市のある店舗へ。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「見てください、看板!『うさぎの専門店』!なかなか見たことがないですけれども、中はどうなっているんでしょうか。行ってみたいと思います」
店内に入ると…
専用のセットでうさぎを撮影する人々が。
そして、グルメなうさぎのための様々な種類の牧草のほか、ブロッコリーや菜の花といったバラエティ豊なご飯が並んでいました。
年に約80羽が新たな家族のもとへ
うさぎの専門店「らら・らぱん」は2016年から
アルビス高岡中田店で営業し、去年11月、高岡市下麻生に独立店舗をオープン。
店長の稲葉さんは、大のうさぎ好きが高じて、その魅力を伝えたいと店を開いたと言います。
らら・らぱん 稲葉江梨子店長:「名前を呼ぶと走ってきたり、ちょこちょこっとついてきてくれたり、魅力がたくさんある動物でして」
こちらの店でも、うさぎを購入する人は年々増加していて、去年はおよそ80羽のうさぎが新しい家族のもとへ。
人気が高まる理由は…
散歩やシャンプーの必要がない
理由は様々ありますが、人気の理由のひとつは「育てやすさ」にあるといいます。
らら・らぱん 稲葉江梨子店長:「体臭もないですし、シャンプーや予防接種も必要ないですし、お散歩もそんなに必要ないので。お世話も楽ですし、飼いやすいかなということで見に来られるお客さんが多いです」
さらに、コロナ禍の巣ごもり需要によるペットブームが後押しになりました。
2020年にうさぎを購入:「コロナ禍で、妻が『さみしいな』って言うものだから。じゃあぜひ買ってみようかなと思って。子どもみたいなもんでね、メロメロです」
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