昔ながらのパンからごはん好き店主が作る変わり種パンまで！愛されパン特集

今回は『愛されパン特集』です。福島県内の個性あふれるパン屋さんをギュッとまとめてご紹介します。

新・旧コッペパン

まずは本宮市にある『ムラヤマベーカリー』。昭和10年のオープン以来、生地から手作りしている老舗店です。

店内には甘いパンから惣菜パンまで様々なパンが並びます。中でも人気なのは、『コッペパン』！実はこのお店、注文を受けてからコッペパンにクリームを塗ってくれるんです。

--店員「最初ピーナツとジャムとコーヒー、それとメロンの４～5種類ぐらいだったと思うんですよね。それがだんだん、ちょっとずつ増えて、今はもう30種類以上。」

現在の組み合わせの種類はなんと30種類以上！これは種類が多すぎて迷っちゃいますね。

続いてのお店は、郡山市桑野にある『ふくめぐみ郡山桑野店』。2022年にオープンしたコッペパンが人気のお店です。

--店員「（福島）県産のものを多く使用しているのが特徴になっています。」

そんなお店のおすすめパンがこちら。『みりょく満点ポークウインナー（420円）』という棚倉町のソーセージを使用したコッペパン。パリッとする歯ごたえとふわふわパンが相性抜群。

そして一番のおすすめが『福島県産ピーチ＆カスタード（400円）』。甘くトロっとした食感の桃とカスタードクリームがベストマッチ！さらに、『福島県産ブルーベリー＆マスカルポーネ（390円）』もおすすめ。天栄村産のブルーベリーと合わせるのはマスカルポーネクリーム。酸味のあるクリームがブルーベリーの甘さを引き立てます。フルーツによってクリームを変えているんですって。ボリュームもたっぷりで食べごたえ満点です。

ハイブリッドパン

鏡石町の住宅地にある『パン工房陽だまり』。自家製の天然酵母を使って焼き上げた自慢のパンばかり。しかもパンと合わせる食材は地元のものを多く使用しています。そんな地元密着型のパン屋さんで発見したのが・・・？

『お米ブレッド（マメ／750円）』。お米なの？パンなの？といったネーミングですが実はこれ、生地の中にお米を入れてしまったものなのです。

--店員「元々僕が、パンよりもご飯派だったので。どうにかパンでご飯を食べられないかなと思って考案したパンなんですよ。」

鏡石町の田んぼアートの米粉と、鏡石産のお米を使ったパン。ほのかな甘みの大納言とうぐいす豆が入ったものと、塩気が後を引くチーズの2種類。パンとご飯の奇跡のコラボが誕生です。

続いては、会津鉄道会津田島駅のすぐ目の前にあるパン屋さん『キチパン』。ナチュラルな木目調の店内には、美味しそうなパンが並びます。そんなお店のパンの特徴が？

--店員「米こうじから酵母をおこして作ってます。」

なんとこちらでは、イースト菌ではなく、会津産の米こうじを使った自家製の天然酵母を使っているんです。そんな自慢のパンはそのまま食べてももちろん美味しいですが、お店オリジナルのトッピングをするのもおすすめ！

--店員「純粋にお砂糖とザラメとお塩だけです。小豆は北海道産の小豆で作っています。」

牛乳をたっぷり使った少し甘めのパンに、自家製あんことバターをトッピングした『ミルクハース+あんバター（250円）』。バターの塩味と自家製あんが絶妙なハーモニーを生み出します。

看板パン

福島市にあるパン好きにはたまらない有名店『ベーカリーつちぱん』。8畳ほどのスペースにところせましと様々なパンが並びます。その数なんと80種類。

そんな数ある種類の中でも一番人気なのが朝10時には売り切れてしまうという『塩ロール（140円）』。その人気の秘密が？

--店員「バターが鉄板の上に出て、底が揚げた感じなので、ふわふわカリカリ！」

確かにその見た目からもふわふわ、カリカリ感がわかります。そして中からバターがじゅわ～！
これはたまりません！

最後は保原町のパン屋さん『ファイブウッド』。優しい日の光が差し込む木目調の店内には焼きたてのパンが並びます。

そんなお店で一番人気なのが『きなこもちもち（１個100円）』。香り高いきな粉をまとったドーナツパン。タピオカ粉を入れて作る生地はパンというより、まるでおもちのよう。モチモチの食感がたまりません。

そしてファイブウッドの人気パンは他にも。焼きたてのフランスパンに切り込みを入れ、取り出したのはなにやら緑色のクリーム！？もしやこれもきな粉？？

--店員「ガーリックバターなんです。」

そう。こちらは自家製のガーリックバター。使用するのは、地元産の『ジャンボニンニク』。
ちなみに緑色の正体はパセリなんだそう。