広島県廿日市市の食材を旅の目的にしてほしい…。3日に開催された日仏交流事業で “オイシイ” 提案が披露されました。

前菜には、万古渓で育った広島サーモンが、レモンやパセリ・ネギ・ワケギ、そしてカキのソースをまとって。

メインには、女鹿平高原で栽培されたあわび茸ともみじ豚のローストがノルマンディーのカマンベールやトリュフを添えて。

廿日市市とモン・サン=ミッシェル市との観光友好都市提携15周年を記念したイベントでは、廿日市市ならではの食材がふんだんに使われたフレンチが披露されました。

手がけたのは、フランスから来たニコラ・ルスールシェフと、リーガロイヤルホテル広島のシェフたちです。

廿日市市では、土地ごとの食文化に触れることを目的とした観光事業、ガストロノミーツーリズムを推進しています。

その機運を高めようと、今回の食事会には地元の経済界の人たちが招かれました。

佐伯商工会 梶本誠副 会長
「まさにこのアワビ茸なんかは、吉和の名産で、こういう感じで調理されているのを食べるととても新鮮でした」

安芸グランドホテル 渡辺紘大 シェフ
「お魚料理の付け合わせのタブレ、あれがすごい広島のものを底上げしてくれている感じがして、そこはシェフの感覚はすごいなと思いました」

世界各国のフレンチシェフを会員とするエスコフィエ協会のアンバサダーでもあるルスールシェフは、前日までに訪れた廿日市市の生産者たちの取り組みや味に感激した様子で、フランスでも紹介したいと話していました。

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