明治安田J3リーグのカターレ富山は31日、3位沼津をホームに迎えての上位直接対決に挑み、見事大勝利を収めました。

勝ち点差はわずか1。勝てば3位と4位の順位が入れ替わる、J2復帰へ絶対に負けられない戦いです。5500人を超えるサポーターが選手の背中を押します。

沼津とのこれまでの対戦成績はカターレが4連敗中と相性が悪いとされていますが、この日のカターレは一味も二味も違いました。

まずは前半18分。ゴール前の混戦からこぼれたところに安光将作選手の2試合連続ゴールで幕を開けました。

次は前半23分に相手がクリアしたボールを、そのまま末木裕也選手が見事なミドルシュートを決め、勢いにのります。

さらに前半アディショナルタイムには、流れるようなパスワークから最後は佐々木陽次選手が決め3対0で試合を折り返します。

後半に入ってもカターレは勢いは止まりません。

後半34分には、2試合連続となる高橋馨希選手のゴールで4点目。その後、沼津に1点を返されるものの、試合終了間際には、途中交代で入った松岡大智選手が自ら仕掛け、豪快なシュート。待ちに待った「松岡らしい」ゴールでダメ押し。3位沼津に5対1で圧勝し、大きな白星をつかみました。

この日のハーフタイムに打ち上げられた花火500発。真夏の熱戦を締めくくる勝利の花火となりました。

松岡大智選手「沼津相手に勝てたことっていうのは本当にいい勝利だったと思うので、次につなげていきたい」
質問:ゴール後しばらく「大智コール」鳴りやみませんでしたが…
松岡大智選手「本当にうれしかったですし、それを続けられるように、もっと頑張らないといけないなと思いました」

佐々木陽次選手「個人としてはきょうこのエンブレムをつけて150試合目の試合だったので、すごくいい試合になりました。ここからが本当の勝負だと思いますし、残り10試合切ったときに、僕たちの体を動かしてくれるのは、サポーターさんの声だと思うので、6000を超えた人数で僕たちを後押ししてくれたらうれしいです」

カターレはホーム負けなし記録を過去最多13試合に更新しました。

カターレは3位に浮上。ついに2位今治の背中が見えました。来月には直接対決も控えています。勢いにのるカターレ、次節は今月8日、アウェーで18位・奈良と戦い、14日には16位横浜とのホーム戦に挑みます。

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