JR九州は1日、今年3月に運行を終えた人気観光列車「SL人吉」をけん引してきた蒸気機関車(SL)について、拠点としてきた「熊本車両センター」(熊本市西区)での最後の姿を報道公開した。同日、北九州市の小倉総合車両センターでの展示に向け、出発準備を本格化させた。
SL人吉は2009年に熊本―人吉(熊本県人吉市)間で運行を開始した観光列車。現役最古の国産SLが客車を引っ張る姿で人気を博した。
20年7月の豪雨で同路線が一部不通となった後は、鹿児島線鳥栖(佐賀県鳥栖市)―熊本間を走ったが、老朽化で3月に営業運転を終えた。
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