ピカソやモネ、ムンクなどの巨匠たちは少年時代、何を描いていたのか…。そんなユニークな展示が、広島・尾道市の美術館で開かれています。

平山郁夫美術館では、欧米や日本の画家26人が9歳から20歳までに描いた作品41点を一堂に展示しています。

印象派を代表する作家・モネは、16歳のときに鉛筆でフランス・ノルマンディーの断崖を描きました。「光の画家」と呼ばれた作家のふとした工夫も確認できます。

平山郁夫美術館 幸野昌賢 学芸員
「(鉛筆で)陰影をしっかりつけるということもありますし、(絵の具の)ホワイトをあえて塗って、そこで光を表している」

後に奄美大島の自然を鮮やかな色彩で表現したことで知られる 田中一村 が9歳のときに描いた作品です。後年の作品とは全く趣が異なります。

このほか、アカデミックさを感じさせるピカソの絵や、横尾忠則 さんのポスターなどが並んでいます。会期は5月26日までです。

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