高知県四万十市の小・中学生が7日、四万十川の支流でアユを捕まえる伝統漁法の一つ“しゃくり漁″を体験しました。

四万十市の山間部、大用地区を流れる四万十川の支流、後川です。アユ漁の体験学習は川漁師に受け継がれてきた漁法を地元の子ども達に知ってもらおうと四万十川中央漁協が毎年、開いています。7日は大用小学校の全校児童と、大用小学校を卒業した中学生が参加。竹竿の先に糸とかぎ針を付けた道具を使ってアユを捕まえる“しゃくり漁″を体験しました。

川に設けた囲いの中には稚魚から育てたおよそ22センチのアユが240匹ほど放されています。子ども達は箱メガネで水中を覗きながらしゃくり棒を片手にアユを狙います。

「これで2、3匹目やけんもっととりたい。楽しいです」
「ちょっと難しいけど楽しいです。ブルブルして逃げられそうでちょっと怖いです」

低学年の児童達は囲いに放されたおよそ120匹のアユのつかみ取りに挑戦です。

捕まえたアユは河原に構えた炭火でこんがりと塩焼きに…。香ばしい香りが漂う中、子ども達は焼きあがったアユにかぶりつきました。

「おいしい!」
「うまっ!骨まで食べられる」

参加した子ども達は、焼きたてのアユを食べてお腹を満たし、水しぶきを上げたり泳いだりして、川遊びを楽しんでいました。

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