大相撲の小結朝乃山が右膝負傷で夏場所(12日初日・両国国技館)を休場することが8日、決定的となった。東京都墨田区の高砂部屋での稽古後に「膝は悪化させたくない。今は(次の)名古屋場所に出るつもりでやっている」と語った。9日に師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)と協議し、最終的に結論を出す方針。  朝乃山は4月25日の春巡業で負傷。右膝内側側副靱帯損傷で全治3週間と診断され、約1週間前まではギプスで患部を固定していたという。30歳の元大関は約3年ぶりの三役復帰だけに「出たい気持ちはあるが、体が『出るな』と言っている」と心境を述べた。  8日は軽めの四股、てっぽうなど基礎運動にとどめた。


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