DeNA 先発ケイが7回無失点の好投 オースティン 宮崎がHR
ことしの日本シリーズは、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がったDeNAと、4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクが7年ぶりに対戦し、DeNAは本拠地の横浜スタジアムで2連敗の後、29日に、みずほPayPayドームで行われた第3戦で初勝利をあげ、対戦成績を1勝2敗としました。
DeNAは先発のケイ投手が150キロを超えるストレートと大きく曲がるスライダーをコーナーに投げ分け、3回まで1人のランナーも出さず6つの三振を奪う完璧な立ち上がりを見せました。
打線は4回、4番のオースティン選手がソフトバンク先発の石川柊太投手のストレートを捉えて、ライトスタンドにホームランを打ち、第3戦に続いて先制しました。
1点リードの7回には、先頭の5番・宮崎敏郎選手のソロホームランや桑原将志選手の2点タイムリーツーベースなどで4点をあげ、大きくリードを広げました。
ケイ投手は、4回以降は毎回ヒットを打たれましたが、味方の好守備にも助けられながら7回まで無失点と好投を続け、リリーフ陣も無失点に抑えてDeNAが5対0で勝ちました。
DeNAは敵地で2連勝し、対戦成績を2勝2敗の五分に戻しました。
敗れたソフトバンクは先発の石川投手が140キロ台後半のストレートや得意のカーブを織り交ぜて6回途中まで1失点と好投しましたが、あとを受けた中継ぎ陣が踏んばれず、第2戦まで好調だった打線も5安打に抑えられ、完封負けを喫しました。
31日の第5戦の予告先発は、ソフトバンクが今シーズン8勝4敗の大関友久投手、DeNAが第1戦で先発し5回途中2失点で負け投手となったジャクソン投手と発表されました。
ソフトバンク 小久保監督「DeNAのケイ投手がよかった」
第4戦に敗れたソフトバンクの小久保裕紀監督は「DeNAのケイ投手がよかった。3回までめちゃくちゃ飛ばしていて、なかなか打てないと思った」と振り返りました。
一方で、5回途中まで投げて1失点に抑えた先発の石川柊太投手については「クライマックスシリーズも控えていたが登板がなく、久しぶりの登板だったが、あれだけ投げてくれたので立派だった」と話しました。
30日の試合でよかったポイントとしては日本シリーズ初出場・初先発でヒット1本、1盗塁をマークした4年目の22歳、笹川吉康選手をあげ「こんなに大きな舞台に動じることなく、盗塁も決めて楽しみだ」と期待を込めて話していました。
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