ことしの日本シリーズは、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がったDeNAと4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクが7年ぶりに対戦し、横浜スタジアムで行われた第2戦までソフトバンクが2連勝し、今夜の第3戦は舞台をソフトバンクの本拠地、みずほPayPayドームに移して行われました。
DeNAは1回、1番の桑原将志選手のツーベースヒットからチャンスを作り、3番の牧秀悟選手のショートゴロの間に得点して、このシリーズ初めて先制点を奪いました。
直後に同点に追いつかれましたが2回には、ソフトバンクの先頭、正木智也選手のセンター前への鋭い打球を桑原選手がダイビングキャッチしてチームをもり立てました。
同点の5回には、先頭の桑原選手がこの回から登板したソフトバンクの2人目、大津亮介投手の甘く入った変化球を捉えて左中間にソロホームランを打って1点を勝ち越し、この回さらに1点を加えました。
8回には8番の戸柱恭孝選手がタイムリーツーベースヒットを打ってリードを3点に広げました。
投げては、クライマックスシリーズのファーストステージで左太ももの裏を肉離れして戦列を離れ、この試合が復帰登板となった先発の東克樹投手が、毎回ヒットを打たれましたが要所を締め、7回105球を投げ1失点の好投を見せました。
このままリードを守り切ったDeNAは4対1で勝ち、このシリーズ初勝利をあげ対戦成績を1勝2敗としました。
一方、ソフトバンクは先発のスチュワート投手が4回1失点の内容でしたが、3つのフォアボールを与えるなどリズムを作ることができず、リリーフ陣も粘れませんでした。
好調の打線も相手を上回る10本のヒットを打ちましたがチャンスであと一本が出ず、指名打者で先発復帰した近藤健介選手のタイムリーツーベースヒットによる1点にとどまりました。
敗れたソフトバンクは2018年の日本シリーズ第3戦から続いていた最多連勝の記録が「14」で止まりました。
《第4戦 予告先発(30日)》
▽ソフトバンクが今シーズン7勝2敗の石川柊太投手
▽DeNAが6勝9敗のケイ投手と発表されました。
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