第49回社会人野球日本選手権大会は29日開幕し、京セラドーム大阪で1回戦1試合があった。NTT東日本は全日本クラブ選手権覇者のマツゲン箕島に6―0で零封勝ちし、準優勝した第47回大会(2022年)以来、2大会ぶりに初戦を突破した。NTT東日本・平野宏監督の試合後の主なコメントは次の通り。
NTT東日本・平野宏監督
入りが難しい中で、(先発の)堀(誠投手)がリズムを作ってくれたことが全て。打線はチャンスをものにして、初回から得点できたことを評価したい。
夏の都市対抗で初戦負けしたことを、周りの皆さんが思っている以上に重く受け止めて、チームにプレッシャーかけて、「今年の借りは今年のうちに返す」という目標を持ってこの大会に臨んでいる。対戦相手がどのチームであっても、夏に都市対抗でできなかった野球をやろうと選手に伝えてきた。良い入りができたと思う。
基本的にうちは自分たちから(攻撃を)仕掛けて動いていくタイプだが、都市対抗では全く動けずに後手に回って終わってしまった。失敗しようが成功しようが、とがめるつもりはないし、夏の反省をしてチャレンジしていこうと伝えていた。(今日は)サインを出していないシーンも多くあったが、選手が自発的にかき回すぞという気持ちを持って動いてくれて、足を絡めたいい攻撃ができたと思う。
流れがいい時には本当に自分たちの力をちゃんと発揮できるチームだが、(都市対抗の時のように)先に点を取られた時にどう戦えるか、チームとしての進化が問われている。今後勝ち上がっていくにつれて、そういう試合が絶対に出てくると思うので、(劣勢でも)変わらずにうちが目指している野球を選手たちがどのぐらい表現できるのかを期待したい。
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