第143回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は26日、島根県立浜山公園野球場と松江市営野球場で1回戦の残る4試合があった。

 岡山学芸館(岡山1位)、倉敷商(岡山2位)、矢上(島根3位)、大田(島根4位)が準々決勝に勝ち進み、8強が出そろった。

 27日は両球場で準々決勝4試合がある。午後に降雨が予想されるため、試合開始時間が予定より1時間前倒しされ、第1試合は午前10時、第2試合は午後0時半となる。

 大会の結果は来春の選抜大会の重要な選考材料となる。決勝は11月3日の予定。優勝校は同月、東京都で開かれる明治神宮野球大会に出場する。(中川史)

岡山学芸館(岡山)9―0西京(山口)

 ◎…岡山学芸館が中盤に集中力をみせ、七回コールド勝ち。五回は池本、永礼の連打を皮切りに、3連続四球も含め9者連続出塁で6点を挙げた。西京は投手陣が10四死球と崩れ、打線も散発3安打に封じられて三塁が踏めなかった。

倉敷商(岡山)6―1如水館(広島)

 ◎…倉敷商が試合を優位に進めた。一回、佐々岡、田辺の適時打で2点を先制。五回は佐藤、小林の連続適時打で3点を加えた。先発の小林は7回を投げ1失点の好投。如水館は再三、走者を三塁に進めるも相手投手に要所を締められた。

矢上(島根)6―5高川学園(山口)

 ◎…両チームで計27安打の打撃戦を矢上が制した。1点を追う五回、2死から原、小泉の連打で同点に。九回は先頭の高橋の二塁打を足がかりに重富の犠飛でサヨナラ勝ち。高川学園は前半に2度リードするも、五回以降は本塁が遠かった。

大田(島根)8―1境(鳥取)

 ◎…ベンチ入り選手11人の大田が試合巧者ぶりをみせた。三回、先頭が四球で出ると、2本の適時打にスクイズを絡めて3点を追加。五回も四球をきっかけに2本の適時打で2点を挙げた。境は橋本が本塁打を含む2安打と気を吐いた。

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