8月末から9月9日まで行われたパリ・パラリンピックで、県勢では福井市出身で陸上100メートルの川上秀太選手と、大野市出身で車いす陸上の伊藤竜也選手の2人が出場しました。川上選手は銅メダルを獲得し、伊藤選手も決勝に進出し8位入賞を果たしました。2人のアスリートの活躍を振り返ります。
パリへの出発前、2人はそれぞれ、大会への意気込みを語りました。
伊藤竜也選手:
「自分を仕上げていって目標とする2種目でメダル獲得を目指したい」
川上選手:
「福井からは伊藤選手とともに2人が出場するので、2人ともメダルを獲得する気満々でいるので応援してほしい」
互いに認め合う2人がパリの舞台へ臨みました。
<伊藤選手>
車いすT52・400メートルは予選で敗退した伊藤選手、リベンジを誓った100メートルでは全体の8位で決勝進出を果たします。
迎えた決勝では、伊藤選手は健闘しますが8位と、残念ながらメダルには届きませんでした。
レース後「楽しかった。走りとしては満足いかなかった。点数をつけるなら20点ぐらい。4年後の舞台でメダルを取る姿を見せたい」と伊藤選手は前を向きました。
<川上選手>
視覚障害100メートル決勝で、2人の選手が抜け出すものの、川上選手は最後まで3位を争い10秒80で銅メダル。県勢としては16年ぶりのメダル獲得でした。4位とはわずか1000分の5秒差でした。
川上選手と伊藤選手、県勢の活躍が光ったパリ・パラリンピックでした。
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