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ルールは?クラス分けは
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《日本代表》
ルールは?クラス分けは
パラバドミントンは前回の東京パラリンピックから正式種目に採用されました。
立位や車いすなど障害の種類や程度によって分かれたクラスごとに戦い、パリパラリンピックではシングルスとダブルスであわせて16種目が行われます。
ネットの高さは一般と同じですが足に重い障害のある立位のクラスは通常の半分の広さのコートでシングルス戦が行われ、激しいラリーや駆け引きを生み出しています。
《日本代表》
日本からは12種目で12人が出場します。
日本は、前回の東京大会では金メダル3つを含む合計9個のメダルを獲得するなど躍進しました。
パリ大会に向けては中国や東南アジアなどを中心にレベルが上がっているものの、日本は東京大会から継続して強化を進め、今大会も金3つを含む8個のメダルを目標に掲げています。
注目は、日本の絶対的エース、男子車いすのクラスの梶原大暉選手(かじわら・だいき)です。東京大会のシングルス金メダリストで、東京大会以降は負けなし。国際大会の連勝記録を「121」に伸ばすなど、圧倒的な強さを見せています。
その強さは、巧みなチェアワークです。分厚い手と強じんな上半身で車いすを自由自在に操り、どんな球でも拾って相手を苦しませます。
梶原選手は2連覇に向けて「フィジカルや技術、ショットの引き出しなど全体的に成長して見違えるほど強くなっている。最高のパフォーマンスで競技の魅力を伝えてパラバドのファンを増やせるような大会にしたい」と意気込んでいます。
女子の注目は、車いすのクラスの里見紗李奈選手(さとみ・さりな)です。東京大会ではシングルスとダブルスの2冠を達成した日本躍進の立役者です。
里見選手は東京大会以降、シングルスの連勝記録を「59」まで伸ばしましたが、ことし2月、タイで行われた世界選手権で中国のライバル選手に敗れ、記録が途切れました。
さらに山崎悠麻選手(やまざき・ゆま)と組むダブルスでも中国のペアに敗れ、パリ大会での連覇に黄色信号がともりました。
里見選手は「敗れたことで気持ちが入った。最後の最後は意地のぶつかり合いで今は勝ちたい気持ちしかない」と巻き返しを誓いました。
パリ大会ではシングルスとダブルスともに中国勢との対戦が鍵を握ります。2連覇と2大会連続の2冠達成なるか、注目です。
このほか、2大会連続の出場となる男子の腕に障害があるクラスの今井大湧選手(いまい・たいよう)や、女子の足に障害のあるクラスの藤野遼選手(ふじの・はるか)などがメダルをねらいます。
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【NHK放送予定】パリパラリンピック2024
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