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ルールは?見どころは?
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クラス分けが導入
ルールは?見どころは?
パラリンピックの柔道は視覚障害のある選手が互いに組み合った状態から試合を始めるのが特徴で、1988年のソウル大会から実施されています。
基本的に一般の柔道とルールは同じですが、組み手争いでけん制し合うことがないため、技を出し合う激しい攻防が見どころになります。
クラス分けが導入
今回のパリ大会からは障害の程度によるクラス分けが導入されます。
より障害の重い「J1(じぇいわん)」と障害の軽い「J2(じぇいつー)」です。
クラス分けの導入に伴ってこれまで男子で「7」、女子で「6」あった体重による階級がともに4つずつに減り、J1、J2それぞれのクラスで実施されます。
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《日本代表選手》
◇男子(2人)
▽73キロ級、障害の軽いクラスに出場する瀬戸勇次郎選手(せと・ゆうじろう)は、初出場した前回の東京大会では66キロ級で銅メダルを獲得しました。
▽73キロ級、障害の重いクラスに出場する加藤裕司選手(かとう・ゆうじ)は、2004年のアテネ大会で、81キロ級で銀メダルを獲得していて、今回は3大会ぶり3回目の出場となります。
◇女子(4人)
▽48キロ級、障害の重いクラスの半谷静香選手(はんがい・しずか)は4大会連続の出場です。
▽57キロ級、障害の軽いクラスで出場する廣瀬順子選手(ひろせ・じゅんこ)は、2016年のリオデジャネイロ大会で日本の女子で初めてのメダルとなる銅メダルを獲得しました。
▽70キロ級、障害の軽いクラスで出場する小川和紗選手(おがわ・かずさ)は、初出場した前回の東京大会で銅メダルを獲得ししました。
▽女子70キロ、障害の重いクラスの土屋美奈子選手(つちや・みなこ)は、3回目の出場です。
【詳しくはこちら】日本代表プロフィール
金メダル期待の2人に注目!
日本は前回の東京大会では金メダルを獲得できませんでしたが、今回のパリ大会では2つの金メダル獲得を目標に掲げています。
金メダルの期待がかかるのが、男子73キロ級、障害の軽いクラスの瀬戸選手です。瀬戸選手は、東京大会で銅メダルを獲得した66キロ級がクラス分け導入の影響でなくなり、73キロ級に階級を上げました。
海外選手のパワーに対抗するため筋力トレーニングに力を入れた結果、得意の背負い投げに力強さが増し、去年からは国際大会で優勝を重ねてきました。
女子では57キロ級、障害の軽いクラスの廣瀬選手に金メダル獲得の期待がかかります。前回の東京大会では3位決定戦で敗れてメダル獲得を逃し、その悔しさを晴らしたいとパリ大会への出場を目指してきました。
得意の一本背負いが研究されていると分析し、パラリンピックの柔道に3回出場した経験のある夫でコーチの悠さんとともに、これまであまり稽古をしてこなかった「大内刈り」や「体落とし」を磨いて技を増やしてきました。
去年秋のアジアパラ大会や、ことし4月の国際大会では優勝を果たしていて、パリ大会では日本の女子柔道で初となる金メダル獲得を目指します。
【NHK放送予定】パリパラリンピック2024
【日程紹介】パリパラリンピック2024
【NHKニュース】パリパラリンピック2024
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