青森山田・兜森崇朗監督

 第106回全国高校野球選手権大会は第10日の16日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3回戦があり、青森山田が石橋(栃木)に5―0で快勝し、第81回大会(1999年)以来、25年ぶりに8強入りを決めた。青森山田の兜森崇朗監督の試合後の主なコメントは次の通り。

青森山田・兜森崇朗監督

 一回に4番(の原田純希選手)が本塁打を打ってチームを盛り上げてくれた。(初戦は無安打で)チームメートが望んでいた1本が出た。石橋の入江(祥太)投手は素晴らしい球がきていたので苦戦したが、全員で粘った結果が実った。

 (原田選手は)いつもは口数が少なくて淡々としている「昭和の男」みたいな感じ。筋肉量がすごくて、スクワットもベンチプレスも超人的な数値を出す。ちょっとスイングが遠回りしていたので、右足の親指の付け根でしっかり地面を捉えるように、という指導はしていた。

 先発の下山(大昂投手)は持ち前の度胸で、安打を打たれながらも強気に内角を攻めていた。言うことない。2番手の菊池(統磨投手)は3年生の関(浩一郎投手)と桜田(朔=さく=投手)に劣らない可能性がある。エースの関を無理させたくない中で、2年生2人と桜田が頑張ってくれて収穫があった。

 石橋高校は創立100周年ということで、オレンジに染まったスタンドの圧がすごかった。そんなメモリアルな年に同じグラウンドに立てて非常に光栄だった。次もしっかり守って好機をものにしたい。

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