古賀選手は佐賀県出身の28歳、バネのある体をいかした力強いスパイクに加え、守備の能力も高い万能な選手として16歳の時に初めて日本代表に選ばれました。

早くからチームの主力に成長し、オリンピックには前回の東京大会と今回のパリ大会の2大会に連続で出場し、パリ大会に向けては日本代表のキャプテンも務めました。

7月、パリ大会後に現役を引退することを自身のSNSで発表していましたが、16日、都内で改めて記者会見を開きました。

緊張した様子で登壇した古賀選手は、現役引退を決めた理由について「いつまでやるかわからない状況でプレーするよりも、ここまで走り切ると決めてプレーしたいという思いがあった。東京大会のあと、メンタル的にもう代表でプレーできないという気持ちもあったが、キャプテンを任されてからはパリ大会までは先頭に立って全力で走り抜けると決めていた」と話しました。

そのうえで、小学2年生から始めたバレーボールの競技人生を振り返り、「1つ課題を克服しても次から次に課題をくれる。成長のために必要なものだった。大変なこともすごくあったし、惨めな思いもたくさんしたが本当に人として成長できたと思う」と話していました。

会見の最後には、バレーボール男子の日本代表で2022年に結婚した夫の西田有志選手がサプライズで登場し、「長い間現役お疲れ様でした。これからいい家庭を作り上げていけたらなと思っています」とメッセージを送りました。

古賀さんは今後について決まっていることはないとしたうえで「夫のお世話を頑張ります」と西田選手を支えていく考えを笑顔を見せて話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。