(16日、第106回全国高校野球選手権大会3回戦 東海大相模8―1広陵)

 強打の東海大相模は健在だ。1点リードの五回、広陵の先発山口を攻め立てて1死三塁とし、相手はエース高尾にスイッチ。打席の才田は「やっと来たか、と」。

 その初球。高めの直球に詰まらされたが、押し負けない。内野の頭を越す右前適時打に。高尾対策で指1本分、短くバットを持った打線はその後も集中打を浴びせた。

 2試合連続で12安打。冬場に1日1千スイングを課し、週3~4回の筋力トレーニングで屈強な体を作り上げてきた。

 ベンチプレスで115キロを持ち上げる7番和田も高尾から適時二塁打を放ち、「直球を芯で捉えられた」と胸を張る。春夏通算5度の優勝を誇る〝東の横綱〟が、全国制覇した2015年以来となる8強に駒を進めた。

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