今後について語る大橋悠依選手=彦根市役所で2024年8月16日午前10時37分、礒野健一撮影
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 パリ・オリンピック競泳女子個人メドレー200メートルに出場した滋賀県彦根市出身の大橋悠依選手(28)が16日、同市役所を訪ね、パリでのレースや今後について語った。9月に佐賀県で行われる国民スポーツ大会(国スポ)を最後に現役を引退する意向が明らかになっており、「選手として区切りをつけたい」と明言した。

 大橋選手は「パリが水泳人生の集大成という気持ちでトレーニングをしてきた。全部が納得できる泳ぎではなかったが、自分ができる一番いい準備ができたので、後悔なくレースを終えることができた」と振り返った。今後について、「私は滋賀県、彦根市に育ててもらったので、滋賀県チームとして出るのを最後にしようと思った」と述べた。来年、滋賀県で開催される国スポに対しては「自分の県での国スポから、支える側となり、人生の新しいスタートとしていきたい」と語った。

 大橋選手は彦根市のマスコットキャラクター・ひこにゃんのファンとして知られ、和田裕行市長からファンクラブ名誉会長の就任を打診されると、笑顔で「お願いします」と応えていた。

ひこにゃんと記念撮影に臨む大橋悠依選手=彦根市役所で2024年8月16日午前10時24分、礒野健一撮影
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 大橋選手は2021年東京五輪の女子個人メドレーで200メートルと400メートルの2冠に輝いた。パリ五輪は準決勝で敗退した。【礒野健一】

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