サッカー男子の決勝は9日、パリのパルク・デ・プランス競技場で行われ、ロサンゼルス大会以来40年ぶりの金メダルを目指すフランスと、準々決勝で日本を破り、バルセロナ大会以来32年ぶりの金メダルを目指すスペインが対戦しました。

試合は前半11分にフランスのエンゾ・ミロ選手が相手のクリアミスしたボールをそのまま振り抜いて先制点をあげました。

一方、スペインは18分に持ち味の素早いパスワークから右サイドを崩し、日本戦で2得点をあげたフェルミン・ロペス選手がゴールに流し込んで同点に追いつくと、25分にはロペス選手が今大会6得点目となるゴールで勝ち越しました。

スペインはその後、フリーキックから追加点をあげ3対1で前半を終えました。

後半はフランスが押し込み34分にフリーキックから押し込んで1点差に迫ると、試合終了間際にコーナーキックでの接触プレーがVAR=ビデオ・アシスタント・レフェリーの結果、スペインのファウルと判定されてペナルティーキックを獲得し、これをジャン フィリップ・マテタ選手が冷静に決めて延長戦に入りました。

それでも延長前半10分、スペインは途中交代のセルヒオ・カメージョ選手が勝ち越しゴールをあげ、延長後半の終了間際にも再びカメージョ選手がゴールをあげてフランスを突き放しました。

この結果、スペインが5対3でフランスを破り、バルセロナ大会以来、32年ぶりの金メダルを獲得しました。

フランスは地元の声援を受けて後半の終了間際に追いつく粘りを見せましたが、延長戦で力尽き、銀メダルとなりました。

また、銅メダルは3位決定戦でエジプトから6得点をあげて快勝したモロッコでした。

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