パリオリンピック、陸上女子10000メートル決勝は、25人で争われ、日本からは初出場となる五島選手と、21歳の小海遥選手、それにリオデジャネイロ大会ぶりで2回目のオリンピックとなった36歳の高島由香選手の3人が出場しました。
遅いペースでレースが進むなか、5000メートル付近まで五島選手が先頭で集団を引っ張るなど前半は日本選手が前の方で走る展開が続きました。
しかし、中盤以降、外国人選手がペースを上げるとそれについて行けない日本選手の3人は、6000メートルをすぎたあたりから先頭集団から引き離されました。
日本勢のトップは、五島選手の18位でタイムは31分29秒48、次いで小海選手が19位でタイムは31分44秒03、高島選手は22位でタイムは31分52秒07でした。
金メダルはケニアのベアトリス・チェベト選手、銀メダルはイタリアのナディア・バットクレッティ選手、銅メダルはオランダのシファン・ハッサン選手でした。
18位の五島莉乃選手は「チャレンジすると決めて最初に先頭に出た。5000メートル手前のペースアップでついて行けなくて力不足を感じた。オリンピックをずっと夢に思って陸上をしてきた。夢のような25周だった」とオリンピックでのレースをかみしめるように話していました。
19位の小海遥選手は「レースが動いたときについていけず正直、全く戦えなかった。決勝では差をつけられて悔しい思いをして世界との差を肌で感じられた。今度は自分が世界に差をつけられるようになりたい」と悔しそうな表情を浮かべて話していました。
22位の高島由香選手は「2回目のオリンピックで、勝負はできなかったが、たくさんの人に支えられ感謝の気持ちでいっぱいだ。目標のオリンピックに8年ぶりに出場して恩返しができたと思う」とレースを終えてやりきった表情で話していました。
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