大阪桐蔭の西谷浩一監督=代表撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第2日の8日、阪神甲子園球場で1回戦があり、2年ぶり13回目出場の大阪桐蔭が興南(沖縄)に5―0で降し、2年ぶりに初戦を突破した。大阪桐蔭の西谷浩一監督は、自身が持つ春夏の監督通算最多勝利数を70に伸ばした。西谷監督の試合後のコメントは次の通り。

大阪桐蔭・西谷浩一監督

 (完封した中野大虎投手は)球威が落ちたから七回ぐらいに交代させようかなと思って(中野投手)に聞いたら「相手を見ながら投げられています」と言うし、私の方を見て「代えるなよ」というオーラを出していたので、これは打たれるまで投げさせようと決めたら最後までいきました。

 初戦は難しい試合になる。相手が興南だったので、照準をあわせていました。走力も使ってくるので選手には暗示をかける意味でも「興南は、大阪大会で戦った履正社のようだ」と伝えて意識させていました。

 (好守備が多く)きょうは守り勝ちだと思います。課題を言い出したらきりがないですが、バッテリーを含めて、守りからリズムを作れていたと思います。相手は足も絡めてくるので、そんな簡単には抑えられないと意識していました。短打はOK、9イニングでしっかりとやろう、という意識でした。

 (次戦に向けては)もっとしっかり、粘りに粘って大阪桐蔭の野球をしたい。試合まで少し時間があるので、練習で修正をして試合に臨みたい。

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