自転車のBMXフリースタイルは、複数の斜面やジャンプ台などが設けられた会場で小型の競技用自転車に乗り、ジャンプや回転など、複雑な技の難度や完成度を採点形式で競います。

男子の決勝には、予選を勝ち抜いた9人が出場し、1分間の「ラン」を2回ずつ行いました。

予選で6位だった中村選手は1回目の「ラン」で、縦に1回転しながら、複数のトリックを組み合わせた新しい技を成功させるなどして、90.35をマークし、1回目を終えて3位につけました。

続く2回目は、90.89とさらに得点を伸ばしましたが、1回目で失敗していた選手たちが次々と高得点を出したため、中村選手は順位を2つ下げて、前回の東京大会と同じ、5位となりました。

中村選手は、初めてオリンピックに出場した東京大会ではミスが出て、メダル獲得はならず、その後は、おととしの世界選手権で日本選手として初めて優勝するなど、世界のトップレベルで活躍してきましたが、今大会でも、目指していたメダルには届きませんでした。

金メダルは、94.82を出したアルゼンチンのホセ・トーレス ヒル選手で、銀メダルはイギリスのキーラン ダレン デイビッド・ライリー選手、銅メダルはフランスのアントニー・ジャンジャン選手でした。

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