第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)に出場する小松大谷が30日、石川県庁を訪ねた。

 西清人校長を含む23人が訪問。東野達(いたる)主将(3年)が能登半島地震も踏まえ、「感謝をプレーで表し、ともに戦った各校の思いに応えられるよう、甲子園優勝をめざす」と、馳浩知事に決意を述べた。西野貴裕監督は「当たり前のことが当たり前でないなか、大会を開いていただいたことに感謝したい」と述べた。

 小松大谷は石川大会5試合で1試合平均失点が1と、守りが光る。夏の甲子園は初出場の1985年と2021年ともに初戦でサヨナラ負けを喫した。3年ぶり3回目の出場で「三度目の正直」を誓う。

 馳知事は「けれんみのない、泥臭いすばらしい決勝だった。いまだに多くの方が自宅に戻れず悔しい思いをしている。代表として胸を張って甲子園を踏みしめてほしい」と励ました。

 組み合わせ抽選会は8月4日。エースの西川大智投手(3年)は「(選抜大会優勝の)健大高崎(群馬)と対戦したい」と自信を見せた。

 チームはその後、小松市役所に宮橋勝栄市長を表敬訪問し、集まった市民らに甲子園出場を報告した。(土井良典)

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