「深紅の優勝旗を熊本に」。第106回全国高校野球選手権熊本大会で優勝し、夏の甲子園に出場する熊本工の選手たちを激励しようと30日、同校で全校生徒による壮行会が開かれた。

 壮行会では、体育館に集まった全校生徒の拍手を浴びながら、甲子園でベンチ入りする20人の野球部員らが入場した。

 田島圭介監督は「高校生の成長のスピードを感じさせてもらうような大会だった」と熊本大会を振り返り、優勝には生徒たちをはじめとした応援が後押しになったと感謝を述べた。

 荒木博之副校長は「皆さんのプレーは熊工全体に元気をたくさん与えてくれた。全国制覇を本気で狙って欲しい」と激励。生徒会長の下田奈津美さん(3年)は「甲子園という大舞台を楽しんできてください」とエールを送った。

 浜口翔太主将(同)は「優勝旗を熊本に持って帰ります」と誓った。

 夏の甲子園は8月4日に組み合わせ抽選会があり、熊本工の対戦相手が決まる。(吉田啓)

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