東京の「2大ブリッジ」と言われるレインボーブリッジと東京ゲートブリッジ。その名所を自転車で走るライドイベント「GRAND CYCLE TOKYO」。

2020東京オリンピック・パラリンピックの「レガシーイベント」として、今年は12月1日(日)に開催される。そのエントリーが7月19日(金)から始まった。

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その大会アンバサダーに就任した5名(稲村亜美、神田愛花、小島よしお、武井壮、団長安田 ※五十音順・敬称略)が、自転車でしか見えない景色に会いに行き、東京の魅力を再発見する。

今回の「とうきょう自転車さんぽ」は、タレントの団長安田さん。

プライベートでもトライアスロンレースに出場する“ガチアスリート”の団長さん。

「東京2020大会」自転車ロードレースのコースを実際に走りながら当時に思いを馳せる…と思ったら、いきなり気になる看板が。

「おいしそうな中華そば。名店っぽい。ラーメン好きですね。レース前とかは極力食べない。結構ハードなロケとか、終わった後『今日はいいかな』みたいな。『今日はラーメン食べに行っても』みたいな感じの存在です」

東京2020大会自転車ロードレースのコースを巡りながらも、景色の良い場所へちょっと寄り道。府中にある東京競馬場前の通りは緑が多く、平日は交通量も少ないため、快適に走ることができる。

団長さんは以前、自転車で山の坂道を登る「ヒルクライム」に関する本を出版した程の“坂好きサイクリスト”だが、坂の魅力とは何なのだろうか。

「ハッキリと練習の成果が出る。ホントに地道に、コツコツコツコツと。『コツコツが勝つコツ』って言うじゃないですか。ホントに嘘つかないから。さぼったらさぼっただけシンドくなるし、練習すれば練習する程速くなるし、楽だし。何なんでしょうね?ワザと行きますもんね、上り。多少(坂が)ないと『ん〜足りないなあ』ってなってきます」

西に向かった団長さんが走ったのは、府中市と稲城市を結ぶ「是政橋」。

東京2020大会自転車ロードレースのオフィシャルスタート地点だ。ここで選手たちは10kmのパレード走行から「本気の勝負」に移った。

ここから次第に坂道が多くなっていくが、今度は団長さんにとって「自転車の魅力」とは何なのかを聞いてみた。

「自転車の魅力ってひとつじゃないんです、沢山あって。自転車は乗るだけじゃないし、見るも含め、自転車がホント生活の一部ですね」

「ママチャリ、電動自転車みたいなのも乗るし、競輪も観るし、ツール・ド・フランスも観るし、BMXとかマウンテンバイクのレースも観るし、何だか、いいんですよね」

そんな団長さんが坂を攻める前に立ち寄ったのが、多摩川を渡ったJR南武線・矢野口駅近くにあるカフェ。

団長さんも常連だという「CROSS COFFEE」は、店内にも自転車を停めることができる、サイクリストに優しいカフェだ。

団長さんがよく注文するのがプロテイン入りのドリンク。この日は新作メニューの「黒糖抹茶バナナプロテイン」をオーダーした。

明太子の効いたポテトサラダを挟んだサンドイッチ「タラモサンド」も、新作ということで団長さんにとっては初めての味。

「いただきます!あ、めっちゃウマイ!黒糖抹茶バナナ、めっちゃウマイです」

「今までで一番ウマイかも。全然プロテイン感がないです。プロテイン入れました?ホントに。普通に美味しい。そしてこれがタラモサンド。オレも初めてです。あ、ウマ!美味しいですね」

サイクリングコースに近いロケーションから、多くのサイクリストに利用されるこちらのカフェ。団長さんにとっても大切な場所なんだそう。

「こういうサイクルジャージでも気軽に入れるし、汗だくでも入れるし。この店、欠かせないですね。“尾根幹”来たらやっぱりここは寄りますね」

奥多摩尾根幹線、通称「尾根幹(オネカン)」とは、稲城市から町田市までを結ぶ道路で、適度なアップダウンが続く、東京や神奈川のサイクリストに人気のコースだ。

腹ごしらえをした団長さんが尾根幹を走る。

「なかなかですね、これ。都内でもこの辺まで来ると空気が変わるというか、風も変わるし、こんにちは〜」

尾根幹を走るサイクリストを追い抜き、声をかける。

坂を上り切れば、必ず待っているのが下りだ。

「あ〜下り〜!下り好きですよ。見通しのいい下りあるじゃないですか。ああいうところは楽しいですね」

尾根幹沿いでは、稲城市オリジナルキャラクター「オネカン戦士ペダリオン」のモニュメントが、サイクリストを応援してくれる。

「これはあのガンダムのデザイナーさんが稲城市出身なのかで、作った稲城市のキャラクターらしいです」

「背中の部分がブレーキレバーモチーフになっているんですね。何かテンション上がりますよね。ガンダム世代ですから」

尾根幹を越え、団長さんは多摩市にある聖蹟桜ヶ丘を訪れた。

この街には人気アニメ映画のモデルにもなった坂「いろは坂」がある。「坂」ということで、当然サイクリストたちにも親しまれている。

「あ〜来た!うわ〜なんかもう最初から激坂ですね!」

約700mの道のりで60m近くを上る、平均勾配約8%の急坂だ。団長さんも苦しみながらテンションが上がる。

「よし!一気に上ったな。いや〜!キツイっすね!久しぶり、いい坂!ゴーゴー!一気に上った!さあ行け!イェ~イ!」

そして聖蹟桜ヶ丘の街を見下ろす、高台にあるロータリーにゴール。

「いや~めっちゃ一気に上りましたね。パッと景色を見たら一気に上っているから『え?こんなに上った?』って感じで」

「そして、ここ(ロータリー)いいですね。ツール・ド・フランスみたいで。この丸い交差点。『プチ・ツール・ド・フランス』も楽しめる。『いろは坂』より、このロータリーに興奮しました(笑)」

「坂も良かった。怖かったです、いきなりドン!と上がって。で、ちょっと緩んだらまた折り返してドン!って上がる」

「それでパッと見たら景色が、すごく高い所にいると思って。一気に上がります、ここ。この辺に住んでいる人は(坂に)強くなりますね」

久しぶりの激坂、そして出迎えてくれたロータリーに団長さんも満足してくれたようだ。

そして最後は、やっぱりご飯の話。

「坂上り切った後の景色であったりとか、上り切った後の下りだったりとかが爽快だし、カロリー消費するのでメシが美味い。きついコースを走れば走るほど、メシが美味くなる~メシが美味くなる~と思って乗っている時もあります」

坂、水、橋…自転車でしか見えない景色に会いに行く。

それが「とうきょう自転車さんぽ」。

「とうきょう自転車さんぽ」
フジテレビ(関東ローカル)
毎週火曜21時54分~

GRAND CYCLE TOKYO
レインボーライド・マルチスポーツ

12月1日(日)開催
9月16日(月・祝)までエントリー受付中
https://grand-cycle-tokyo.jp/

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