北海道勢メダル第1号

 パリオリンピックでの北海道勢メダル第1号は、美唄市出身の柔道・永山竜樹選手です。見事に銅メダルを獲得しました。

 7月27日に行われた柔道男子60キロ級の試合で、金メダル候補の永山竜樹選手が登場しました。

 地元の北海道美唄市ではパブリックビューイングが実施され、約300人が美唄市初のオリンピアンを全力で応援します。

 地元からの応援を受け、2回戦を突破した永山選手。準々決勝に進みますが、締め技で失神と判断され、まさかの一本負け。

認めがたい判定で”一本負け”

 しかし、永山選手は判定に猛抗議します。

 よく見ると相手選手が審判の試合を止める「待て」の指示を聞かずに、6秒間ほど締め続けています。

 永山選手にとっては認めがたい判定。試合終了後にも畳から降りることができません。

敗者復活戦での勝利…銅メダルへ

 金メダルの夢が途絶えてしまった永山選手。それでも、銅メダルの可能性が残る敗者復活戦に気持ちを切り替えました。

 そして、勝てば銅メダルとなる3位決定戦へ。午前0時を過ぎてもパブリックビューイング会場には大勢の人たちが残っていました。

 さい先よく技あり、その後も技ありを奪い合わせ技一本で勝利しました。

 疑惑の判定から立ち直り、見事獲得した銅メダル。それでも、永山の顔には笑顔がありませんでした。

 「金メダルではないですけれど、価値のある銅メダルだと思います。まだ悔しい気持ちの方が多いですけれども、次に向けてまた進んでいこうと思います。家族をはじめ、たくさんの方々の応援でここまでこれたので、本当に感謝しています」(永山 竜樹 選手)

地元の反応は…

 地元の美唄市で試合を見守った人たちは。

 「本人は気にしているようですが、素晴らしいことだと思う。僕らも見ていて感動しました」

 「銅メダルが、金メダルぐらいの価値があると思います」

 「感動して、しびれました。泣きました。『ありがとう』と言いたいです」(いずれもパブリックビューイングの観客)

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