体操女子団体予選、日本は1種目めの段違い平行棒で岡村真と岸里奈が順番を間違えかけ、慌てて交代するという一幕があった。大会直前に主将だった宮田笙子が喫煙と飲酒を認めて出場を辞退。それ以来、様々な順番を試していた。最終的なエントリー順がうまく選手に伝わっていなかった。
岸は器具に十分に滑り止めをぬる時間もないままにスタートした。コーチたちは肝を冷やしたが、着地まできっちりまとめた。その後も4人は大きなミスなく全4種目を通しきった。田中光監督は「どこまで戦えるかなっていう思いもあった。堂々とした振る舞いだった」と感心しきり。
チーム最年長で19歳の牛奥小羽は、「時間が早く過ぎるぐらい楽しく試合ができた」。宮田もいた昨秋の世界選手権で8位だった日本が、予選を5位で突破した。(内田快)
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