(パリオリンピック サッカー女子1次リーグC組 日本2-1ブラジル)

 負ければ1次リーグ敗退の危機にあったサッカー女子の日本を救ったのは途中出場の選手たちだった。

 1点をリードされた後半35分に投入され、2得点にからんだ19歳のMF谷川萌々子。決勝点の起点となったのは同じく途中出場のMF清家貴子のドリブルだった。池田太監督は「交代で入った選手が役割を全うしてくれた」とたたえた。

 主力の清水梨紗が初戦のけがで離脱。前半にはPKを失敗するなどチームには重苦しい雰囲気もあった。そのなかで、試合前から控え選手たちだけで円陣を組み、「全員が戦力」と意識を共有していたという。

  • 敗退危機のなでしこ、救ったのは19歳 狙い澄ました30メートル弾

 監督から指名され、プレッシャーのかかる追加時間にPKを決めた主将の熊谷紗希は「精神的にも次につながる勝ち点3」。チーム全員での勝利を誇った。(照屋健)

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