【東京都(明治安田)-東京都(東京ガス)】四回裏東京都(東京ガス)1死三塁、加藤雅樹が適時打を放つ=東京ドームで2024年7月28日、西村剛撮影

第95回都市対抗野球大会準々決勝(28日・東京ドーム)

○東京都・東京ガス6―2東京都・明治安田●

 母校の歓喜に先輩も奮起した。

 第95回都市対抗野球大会は28日、東京ドームで準々決勝があり、東京都・東京ガスの加藤雅樹選手(27)は明治安田との東京都対決で、四回に同点の右前適時打を放った。

 試合開始前には、母校の早稲田実が第106回全国高校野球選手権西東京大会決勝で日大三を破り、加藤選手が出場した2015年以来、9年ぶりの甲子園出場を決めていた。

 高校時代は4番打者として2年後輩の清宮幸太郎選手(現日本ハム)とともに活躍。15年夏の甲子園では3回戦の東海大甲府戦で清宮選手と2者連続本塁打を放ち、名字の頭文字を取って「平成のKKコンビ」とも呼ばれた。

 早大を経て、20年に東京ガス入社後は21年の第92回都市対抗で初優勝。今季からは4番も務める。

 東京都2次予選では打率1割台に終わり、今大会も1、2回戦は無安打と苦しんだが、母校が甲子園出場を決めた日に初安打をマークした。【牧野大輔】

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